本日、午後3時から院友会東京都23区支部総会が、午後4時から同支部主催の講演会が行われました。
今回の文化講演会は院友で、今年4月に真打に昇進した講談師の田辺一乃さん(93期文)をお迎えしました。読み物は「出世の春駒」。愛宕神社を舞台に、武芸の心得のある曲垣平九郎が将軍家光の命を受けて、男坂をかけのぼり境内に咲く梅花を手折り、またもどってくるという、『寛永三馬術』のうち冒頭に登場する演目です。
講談は何と言ってもリズム。釈台を張り扇で打つ音の大きさや読むスピード、読む声の強弱や大小によってテンポよく進むお話に、参加した院友の皆さんは熱心に耳を傾けていました。