「芹沢銈介のいろは―金子量重コレクション」内覧会

記事のみ印刷 全画面印刷

特別展「芹沢銈介のいろは―金子量重コレクション」 本日午後3時から東京国立近代美術館工芸館(千代田区北の丸公園)で、「芹沢銈介のいろは―金子量重コレクション」の内覧会が開催されました。

 芹沢銈介氏(明治28年~昭和59年)はフランスやアメリカ、イギリス、ロシアなど海外で個展を開催した日本を代表する染色工芸家で、昭和31年には重要無形文化財保持者(人間国宝)にも認定されています。

金子量重氏と加茂川幸夫東京国立近代美術館長 当展示会は、アジア民俗学者であり図書館情報学者でもある院友の金子量重氏(52期神職養成部、55期専門部、58期学部史学科卒)の、芹沢銈介氏のコレクションが中心になっています。
 これは昨年金子氏から当美術館に寄贈された430点の芹沢コレクションと、もともと当館所蔵の43点を合わせた資料で構成されており、「模様」「もの」「旅」をキーワードにテーマ展示をしています。
 特に芹沢氏の文字資料は大変珍しく、初公開の展示もあります。

金子量重氏と「鶴見神社 金子勢次像」 なお、金子量重氏はアジアの民族に関する大部なコレクションを所有していて、1,100点を超えるアジアの民族資料を九州国立博物館に寄贈しており「金子量重記念室」もあります。
 また、海外にもコレクションを寄贈しており、平成19年には紺綬褒章受勲、ベトナム社会科学啓発功労賞受賞。平成20年には韓国文化勲章を受章するなど、国内外で高い評価を得ています。

 内覧会には金子量重氏も参加され、友人や知人、嘗ての教え子たちと旧交を深めていました。

 当展示会で金子氏の一番のお気に入りの作品は「鶴見神社宮司 金子勢次像」とのこと。鶴見神社の宮司で在られた金子氏の厳父を、芹沢銈介氏が描いたものです。
 芹沢氏の色調により、厳格な金子宮司の様子が伝わってくる作品です。

東京国立近代美術館工芸館 今回の企画展示「芹沢銈介のいろは―金子量重コレクション」の詳細は次の通りです。
  ■会場:東京国立近代美術館工芸館
  ■会期:平成28年3月5日(土)~5月8日(日)
  ■開館時間:午前10時~午後5時
       (入館は午後4時30分まで)
  ■観覧料:一般550円、大学生350円

撮影・取材