本学所蔵資料、外部展示(千葉県立美術館)
千葉県立美術館(千葉市中央区)では、千葉県文化財保護条例制定60周年記念として特別展「香取神宮―神に奉げた美―」を本日から開催し、午前10時からは開会式が行われました。(特別展会期:11月17日~1月17日)
香取神宮(千葉県香取市)は、東国の守護神として古くから広く信仰を集めてきました。
当企画展では、時代を超えて受け継がれてきた国宝や重要文化財等、香取神宮の神に奉げた美を4部構成で紹介しています。
その第2部「『香取神宮神幸祭絵巻』の美」の展示資料に、本学所蔵の『香取神宮神幸祭絵巻』が展示されています。
香取神宮神幸祭絵巻は、現在12年に一度斎行されている式年神幸祭のかつての姿を描いたもので、6本の絵巻が現存しております。
本学所蔵の絵巻は唯一絹本に描かれており、装束の模様などに金泥・銀泥が使われ、人物表現まで丁寧に描写されており、美術的観点からも秀逸な作品です。
また特別展の関連イベントとして行われる美術講演会に、本学神道文化学部の笹生衛教授が「香取の神への信仰と祭り―古代・中世を中心に―」と題して講演します。
■日時:12月19日(土)午後1時30分~午後3時
■会場:千葉県立美術館講堂
■定員:200名 聴講無料、先着順
(当日午後0時30分から受付)
古代から信仰を集めていた古社・香取神宮の展示会です。古くから受け継がれた信仰の美に触れてみては如何でしょうか。
撮影・取材