図書館・博物館資料の外部展示(横浜市歴史博物館)

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 現在「横浜市歴史博物館」(横浜市都筑区中川中央一丁目18-1)で開催されている企画展「水へのいのり―古代東国の川辺と井戸のまつり―」(会期:7月27日~9月23日)に、本学図書館並びに博物館の所蔵資料が展示されています。

 

 

 

 

 本企画展の内容については、主催者より次のように説明しています。
 「水はいつの時代も生命の糧であると同時に、ひとたび猛威をふるえば恐ろしい災害をもたらす存在でもあります。日本近代水道発祥の地である横浜では、市内都筑区の古梅谷遺跡から、古代の水路とそこでおこなわれたまつりの痕跡がみつかっています。人々は遠い昔から水への願いやおそれを胸に、川辺や井戸などで神に捧げものをしたり、ケガレをはらうためのまつりをおこなってきたのです。
 この展覧会では、古墳時代から奈良・平安時代の東国の遺跡より出土した資料や文献を通して、古代の人々の水への信仰のありようを探ります。暮らしの身近にある水について、思いを新たにしていただければ幸いです。」 (横浜市歴史博物館企画展ホームページより)

 

 本学図書館所蔵の資料は、『出雲国風土記附豊後国山城国残編』(享保10(1725)年写本)、『肥前風土記』(江戸時代版本)、『播磨風土記』(文久2(1862)年写本)の3点です。
 「風土記」には古代人の水の信仰に関する記述が多数みられ、当企画展の参考資料として本資料が展示されています。
 なお今年は風土記編纂1300年に当たります。

 

 

 

 本学博物館所蔵の資料は、「下曽我遺跡」(神奈川県小田原市)出土の「墨書土器」5点と、「付札状木製品」5点です。
 当遺跡は、古代の郡衙「足下郡家」の関連施設と見られており、当時の地方行政を知る上でも貴重な資料と言えます。

 

 

 

 

 記録的な猛暑が続く今夏も、上水源が利根川流域の6都県は節水を実施しています。夏の水の有難味を知るためにも、本特別展で古代からの水への思いを体感してはいかがでしょうか。

 

 なお本学図書館所蔵資料は、北九州市立小倉城庭園で開催されている企画展「祇園祭と八坂神社」(会期:7月13日~9月16日)にも、貴重資料「祇園祭礼図屏風」が展示されます。

撮影・取材