谷中霊園・天王寺墓地展墓
国民の祝日「文化の日」の今日は、朝から晴天に恵まれ、暖かな秋の行楽日和となりました。
12月並に冷え込んだ昨日と比べて、最高気温が7℃も上がりました。
明日11月4日は本学の創立記念日です。先日坂口吉一理事長や赤井益久学長らが、護国寺で山田顕義伯の墓を参拝されましたが、日暮里駅(JR・京成・東京都交通局)近隣の、東京都立谷中霊園・天王寺墓地にも本学先人の墓があります。
創立記念日前日に合わせ、昨年の青山霊園に続き、谷中霊園・天王寺墓地に眠る先人たちを紹介します。
上田 萬年(うえだ かずとし)
慶応3年(1867)~昭和12年(1937)
日本の国語学者、言語学者。文学博士。
教え子に金田一京助がいます。
昭和3年(1928)3月~昭和3年12月 國學院大學学長を務める。
小中村 清矩(こなかむら きよのり)
文政4年(1822)~明治28年(1895年)
国学者・日本史学者。文学博士。
皇典講究所の創設に関わり、開校時に法令学科の正科主任教授となる。
『古事類苑』編纂に従事し、『古事類苑』編纂委員長も務める。
黒川 真頼(くろかわ まより)
文政12年(1829)~明治39年(1906年)
江戸時代・明治時代の国学者・歌人。文学博士。
皇典講究所・國學院大學で教鞭をとり、『古事類苑』編纂委員も務める。
なお、黒川春村・真頼・真道三代の蔵書の内、神道関係704冊が「黒川文庫」として國學院大學図書館に所蔵している。
本居 豊穎(もとおり とよかい)
天保5年(1834)~大正2年(1913年)
国学者。本居宣長の義理の曾孫。文学博士。
明治維新後はその家系を重んぜられて、神祇官に出仕した。
教部省において神道大教正に進む。また国学者として國學院の講師も勤める。
本居 長世(もとおり ながよ)
明治18年(1885年)~昭和20年(1945年)
童謡作曲家。本居宣長の和歌山学党6代目。
「國學院大學校歌」を手掛ける。
その他にも谷中霊園には、桑原芳樹(皇典講究所所長、國學院大學学長)や鈴木敬三(文学部教授)の墓もあります。
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