児童文学会シンポジウム

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児童文学会シンポジウム 午後2時から120周年記念2号館2202教室で、児童文学作家の岡田淳氏を講師に迎え「図工室の文学」という題で児童文学会シンポジウムが行われました。
 小学校の図工の教師をしながら作家活動していた氏の創作の源は、「面白い」と思うことを持続していくこと、そして、架空の物語ではあるが自分自身が納得できるものへとつながっていることと語り、作品ごとの制作秘話を語ってくださいました。


群像の動きのチャート図 絵になる場面・面白い場面が沢山あるようにと思いついたことを書き込んだノートや、間取りや背景を細かく描いたスケッチブックなどを紹介。こちらは、登場人物がたくさん登場する場面のために作成した、登場人物と動きを時間軸にそって表したチャート図。
 タイトルと表紙の絵が悩みどころだとして、タイトル案が列記されたメモも約100人の参加者に披露してくださいました。

 何かのために書くことはないが、書いたあとに思うことはあるとして、物語や児童文学・童話ができることとして「読者が人生に肯定的なイメージを抱くこと、人生は生きるに値し、人は信じるに値するなどと思える種を心にまくこと、人や言葉への信頼感を育てること」をお話しされました。

 3時15分過ぎからは質疑応答となり、小学校の先生からの「作家になりたいという児童へのどうアドバイスしたらよいか」という質問には、38年間の教師経験を踏まえての年齢に合わせてのアドバイスが、また、長年抱いていた読者の疑問に次々と笑顔で回答してくださいました。

サイン会の一コマ 講演終了後のサイン会には約40人が参加し、一緒に写真撮影をしたり、直接岡田氏に作品への思いを伝える場面が見られました。

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