辰巳正明名誉教授「日本学賞」受賞祝賀講演会

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会場には多くの花束が 本日、午後1時から渋谷キャンパス学術メディアセンター常磐松ホールで、辰巳正明本学名誉教授の日本学賞受賞祝賀講演会が開かれ、関係者・萬葉の花の会会員など約200人がお祝いしました。 

開会の挨拶をする佐栁常務理事 はじめに、本法人常務理事の佐栁正三氏が挨拶に立ち、同氏が顧問を務める本学教職員有志によって作られている「萬葉の花の会」について、辰巳名誉教授が会長を務められた経緯などを語りつつ、辰巳名誉教授へのお祝いの言葉が述べられました。

トン族の衣装をまとい講演する小川教授 前半の部として、本学文学部の小川直之教授による講演『「結び」の精神史ーアジアから考えるー』が行われ、同教授が辰巳名誉教授と共に調査をしている中国貴州省トン族に伝わる「欄路歌(ランルーコー)」の風習について、アジア圏の他の地域との共通点などが語られました。

辰巳教授講演の風景 後半は辰巳名誉教授による記念講演『もう一つあった『万葉集』の読みかた』が行われました。

 この講演では、万葉集は、正史と向き合っているのか、それとも外史と向き合っているのか。壬申の乱前夜となる天智天皇と額田王・大海人皇子(天武天皇)の関係を示す恋の歌を用いて解説しました。

講演する辰巳名誉教授 とかく歴史というと正史を意味することが多いが、「外史は偽の歴史ではなく、正史では埋めることができないものを補うもう一つの歴史であり、人はそれに感動を覚えるのだ」と辰巳名誉教授は語りました。その上で、万葉集は外史と正史を行き交うものであり、正史と外史が交差する歌集であるとしめくくりました。

閉会の挨拶をする成城大学名誉教授の山田氏 最後に、閉会の挨拶として成城大学名誉教授の山田直巳氏が挨拶に立ち、辰巳名誉教授へのお祝いの言葉が述べられ祝賀講演会は終了しました。

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