博物館企画展「いのちの交歓 ―残酷なロマンティスム―」がスタート

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 國學院大學博物館で企画展「いのちの交歓 ―残酷なロマンティスム―」(岡本太郎記念館協力)が本日から始まりました。今回は私たちの生命観を問い直す展示を試みていて、「2.5次元 豊饒の間 死とともに汚物から生まれるいのち」・「4.5次元 石の間 この世とあの世、生と死の裂け目に鎮座する石の臓物」の2つの展示空間のなかに、岡本太郎作品計9点、現代芸術作品、遺跡出土品などさまざまな資料を展示しています。

 本展は来年2月25日(日)まで開催されます。なお、会期中の12月26日(火)から1月5日(金)、2月2日(金)は休館日です。

 

 初日の本日はオープニングイベントとして、博物館で午前10時からドキュメンタリー映画「久高オデッセイ 第3部 風章」(沖縄映像文化研究所)の映画解説と上映会、午後1時30分からミュージアムトークが行われました。開館直後に行われたオープニングイベントには、朝早くから開幕を待ちわびた約60人の参加者が訪れました。上智大学特任教授の鎌田東二氏は映画の上映を前に概要や、岡本太郎著『沖縄文化論―忘れられた日本』をバイブルにしていた大重潤一郎監督の話、「神の島」と呼ばれてきた久高島について述べた上で、「グリーフケア、スピリチュアルケアの映画だと思う」と話しました。

 午後に行われたミュージアムトークでは石井匠氏(本館学芸員・岡本太郎記念館客員研究員)が展示資料の解説や、作品の元となる日本神話について話しました。展示物の説明書きが素材から書いてあることに関しては、「物に溢れていても、私たちは素材そのものにはあまり意識を向けない。展示物のタイトルやモチーフからではなく、素材から入るとどういうものが見えてくるのかを意識してもらうため」と解説しました。

本展に関連したトークセッション等は今後も6回あり、次回は12月23日(土)午後3時から予定されています。

イベント(学外者開放型)