文学部講演会「日本における難民支援の現状と課題」

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講師の伏見さん 本日12時50分から、渋谷キャンパス学術メディアセンター1階の常磐松ホールで、文学部講演会が開かれました。「日本における難民支援の現状と課題」と題し、難民支援協会(JAR)広報部の伏見和子氏が講師を務めました。

 難民の現状として、難民条約加盟国は146か国あり、加盟国によって受け入れ制度が異なります。日本も加盟国ではありますが、認定が厳しいこともあり、2015年は7586人の申請者数のうち認定者数は27人と少ない状態です。難民申請にあたっては、迫害を受けていた証明をする必要があり、書類を用意するのが困難です。また、難民申請後は。結果が出るまで約3年間かかり、その間難民は保護費の支給を受けることができ、申請後6か月から就労も可能ですが、保護費の支給までの空白期間にホームレスに陥ってしまう人もいるといいます。

 伏見氏は課題として、難民に対する日本社会の関心が低いことをあげました。難民を受け入れる社会に変わることが必要とし、「まずは難民が日本にいることを知ってもらいたい。日本に難民がいることを知っている人が増えれば、次のことにつながる」と語りました。

  その他JARの支援の取り組みのお話や、難民への理解を深めるための難民に関する映画や小説の紹介もありました。質疑応答の時間には何人もの学生の発言があり、有意義な講演会になりました。

イベント(学外者開放型)