学びへの誘い@静岡(講演会)

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学びへの誘い@静岡_展示会場 國學院大學が所蔵する貴重な古典籍を展示する「学びへの誘い」。
 今年度は「江戸文学の世界ー江戸戯作と庶民文化ー」と題して展示を行っています。『栗毛弥次馬』、『源平総勘定』、『南総里見八犬伝』などの作品を展示し、江戸時代に花開いた庶民文芸の世界を紹介しています。
 今月1日からは、静岡県立中央図書館(静岡市駿河区)の3階展示室で展示を行っています。初日から新聞にも紹介され、多くの方に来場して頂いています。

学びへの誘い@静岡_中村正明先生講演 本日午後2時からは、同館内の2階講堂で講演会が催され、展示パネルや図録解説を担当した中村正明准教授が「膝栗毛文芸の展開—弥次喜多とその仲間たち―」と題して講演を行いました。

学びへの誘い@静岡_中村正明先生講演  中村准教授は、『道中膝栗毛』が発表されてから早速ベストセラーとなり人気を博し、著者の十返舎一九の続編はもちろんのこと、弥次喜多コンビに限らず、様々な土地や登場人物を介しながら展開していき、しかも一九すら絶賛する別著者のものまで刊行されるなど、いわゆる「膝栗毛文芸」へと展開される当時の様相を解りやすく紹介しました。

 それが証拠に、現代でも古典登場人物の人気第2位は、弥次喜多。江戸時代後期の人気作品に限らず、今でも人々の心を掴んでいることが理解できる内容でした。

学びへの誘い@静岡_中村正明先生ギャラリートーク 十返舎一九の故郷でもある静岡での講演会。約60名の参加者が、中村准教授の講演を傾聴しており、講演終了後には熱い拍手を送っていました。

 

 講演終了後には、展示会場に場所を変え、ギャラリートーク。中村准教授は、展示資料を紹介しながら、当時の出版状況、人気本、展示資料の紹介など、丁寧に解説しました。

静岡県立中央図書館_外観 なお、同会場での展示は11月29日(火)までです。
 是非ご来場の上、江戸時代に人気を博し、当時の人々を楽しませた本物の刊本に接してください。

イベント(学外者開放型)