公開模擬裁判員裁判

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真剣な眼差しで証人の証言を聞く裁判長役の学生 本日、午後1時から渋谷キャンパス120周年記念2号館法廷教室で公開模擬裁判員裁判が行なわれました。この模擬裁判は、本学法科大学院が主催し、渋谷パブリック法律事務所が共催となり実施されたもので、本学関係者や一般参加者が訪れました。

模擬裁判の様子

 はじめに、法科大学院の四宮啓教授から開会の宣言がなされ、続いて法科大学院長の武田誠教授が挨拶に立ちました。武田院長は、「本学法科大学院では、リーガルクリニックという科目の中で模擬裁判を実施しており、裁判官や検察・弁護人など出演する関係者には事件の概要だけが伝えられ、シナリオなどは一切ありません。また、今回の模擬裁判には、法科大学院学生教員以外に修了生や地域住民の方にも出演していただいております。長丁場となりますが、ぜひ最後までご覧ください」と挨拶しました。

 

検察側による冒頭陳述の様子 今回の裁判員裁判は、福岡県で発生した殺人未遂事件に関する裁判となりました。生活保護を受けている兄の家に居候する無職の被告人が、家を出て行くように促した兄の友人を果物ナイフで刺したという設定の下に行なわれました。

弁護側による冒頭陳述の様子 はじめに、裁判官から被告人の生年月日や職業などの確認が行なわれ、続いて、検察による公訴事実の確認。冒頭陳述が行なわれました。その後、検察側から実況見分調書や押収された凶器などの証拠資料が提出されました。

被告人兄の証人尋問 その後、被害者男性や被告人・被告人の兄に対する証人尋問などが行なわれ、被告人の殺意の有無について主に争われました。

被害者が受けた傷の説明図 最終弁論では、検察側からは被害者の傷の特徴、証人による証言と被害者が受けた傷跡が一致すること、一貫性のない被告人の証言などから、殺意があったと断定。また、いまだに被告人から被害者への謝罪がないことを挙げ、情状を酌量する余地はないとして、懲役8年が求刑されました。一方、弁護人からは、医師の証言などに基づき、被害者が受けた5箇所の傷は羽交い絞めにされた腕を振りほどく過程で偶発的に刺してしまったものであると主張されました。

講演会の様子 その後、評議のために休廷となり、その後判決が言い渡されました。なお、休廷中は、その時間を使って四宮教授と実際に裁判員を経験した方の講演が行われました。

イベント(学外者開放型)

授業