ミュージアムトーク
本日午後2時から、渋谷キャンパスの國學院大學博物館で針本正行副学長・文学部教授によるミュージアムトークが行われました。
今日のミュージアムトークは、今日から開催されたばかりの第5回企画展「神仏・異類・人 ―奈良絵本・絵巻にみる怪異―」を対象にしたもので、40名を超える参加者がありました。
当企画展は参考資料を含めて20点の貴重資料を中心とした、國學院大學図書館所蔵の資料が展示されております。その内『さくらの姫君』、『隠れ里』、『竹取物語絵巻』(ハイド旧蔵本)の3点を対象にしたミュージアムトークでした。
全て資料価値の高い所蔵品ですが、その中でも冊子本の『さくらの姫君』と巻子本の『隠れ里』は、完本が世界で本学にしかないという非常に貴重な資料です。
また『竹取物語絵巻』は、世界に現存20数点と言われますが本学図書館には3点所蔵。その内の1点、比較的最近所蔵となった「ハイド旧蔵本」が今回の展示資料です。
まだ研究が進んでいない3点の資料を紹介しながら、その内容と当時作製した側や読む側の想いなどを説明していました。
ミュージアムトーク終了後、参加者は早速特別展エリアに足を運び、実物の資料で説明内容を確認していました。
また今回のミュージアムトークに合わせて、展示ケースも増設され、更に理解が深まるように工夫されていました。
イベント(学外者開放型)