第41回日本文化を知る講座第2回

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第41回日本文化を知る講座第2回_新谷尚紀先生 本学研究開発推進機構が主催する「日本文化を知る講座」の第2回目が、本日午後1時30分から渋谷キャンパス学術メディアセンター「常磐松ホール」で開催されました。
 今年度は、日本文化研究所設立60周年を記念して「「日本文化」研究のこれまでとこれから」をテーマで行われますが、本日は「民俗学の新たな展開と展望―誤解と理解・原点確認と新構築―」と題しまして、本学文学部教授の新谷尚紀先生が講演し、約160人の受講者が来場しました。

 

 本学の日本文化研究所設立の経緯から、新谷先生ご自身の経歴に絡めながら、民俗学の将来、本学民俗学の意義と展望について、詳細な解説がありました。

 柳田國男、折口信夫が築いてきた日本の民俗学。それは西洋には存在しないアカデミズムであり、本学の学位に「民俗学」を設けていることも、先端的な研究者育成の拠点として日本文化研究所を設立した本学の特色でもあります。
 1970-1980年代に柳田研究への批判が全盛を誇りますが、柳田研究の無理解故の現象であり、その本質は現在でも揺らぐことはありません。これは新谷先生の実践からも証明されており、長らく本学を外から見ていた外部研究者だからこそ理解できたことでもありました。
 本学日本文化研究所創設60年に寄せて、改めてその意義を見出すとともに、研究者育成としての新たな発展の期待を述べていました。

 人文学研究の再編が叫ばれる昨今、本学の研究基盤を見つめ直すとともに、本学の学統継承が研究として古びていないことも気付かされる機会にもなりました。
 新谷先生をはじめ、民俗学を支えてきた先生方に敬意を払うとともに、大いに期待するところであります。

イベント(学外者開放型)