文学部講演会「メキシコ考古学の最新事情」

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講演風景 本日、午後2時から渋谷キャンパス120周年記念2号館2104教室で、文学部講演会「メキシコ考古学の最新事情」が開催され、約50人が聴講しました。

メキシコの風土について語るルナゴメス博士 本日の講演会は、短期招聘研究者として本学に滞在している、メキシコ・ベラクルス大学人類学部教授でメキシコ国立人類人類学歴史研究所考古学審議会委員でもあるロベルト・ルナゴメス博士が講師を、同時通訳を同じくメキシコ考古学者の塚本憲一郎氏が務めました。

  メキシコ国内には10万以上もの遺跡があり、数多くの遺跡が世界遺産にも登録されている世界有数の遺跡大国です。石器時代から数々の文明が誕生し、ルナゴメス博士は先古典期のオルメカ文明の研究をされています。

古手川氏が調査を進めるエステロ・ラボン遺跡 本日は、数多く存在するメキシコ国内の遺跡の中から、最盛期は約50万人が住んでいたといわれているティオティワカン遺跡や都市部に忽然と姿を現すメキシコ最大のピラミッド・チョルーラ遺跡、本学院友で現在はメキシコ・ベラクルス大学で教壇に立つ古手川博一氏(平15卒・博後日史)が調査しているエステロ・ラボン遺跡などを紹介しながら、現在のメキシコ考古学が抱える課題を解説しました。

遺跡保存の重要性を訴えるルナゴメス博士 現在のメキシコ社会では、急激な都市化と世界遺産登録による観光客の増加により、文化遺産の保存・修復に様々な問題を抱えているそうです。

 その上で同氏は、「メキシコ国内には121の大規模博物館があり、それらの模博物館や小規模な博物館、大学や文化団体が連携して文化財の保護に努めているが、一番大切なのは国民の遺跡保存への意識向上である」と語りました。そして、「皆さんも、ぜひメキシコ国内の博物館を訪れて欲しい」と締めくくりました。

イベント(学外者開放型)