森敦研究 講演会・研究成果報告会&文学部講演会

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受付 本日、渋谷キャンパスで森敦研究講演会・研究成果報告会と文学部講演会「朗読の魅力~森敦文学を味わう~」が開催されました。

 

 講演会

  午後2時5分から120周年記念1号館1105教室で講演会が行われました。

講演する森富子氏 第1部は、作家の森富子氏による講演「森敦 秘話」が行われました。森敦と師弟関係にあり、また養女でもある同氏が、森敦がどのように執筆活動を行っていたのか。また、各地を転々としながら、どのようにして生活費を工面していたのかなど、興味深い話をしました。そして放浪生活に終止符を打ち、東京に移り住んでから文壇に返り咲くまでの過程などについても触れました。

 

 

講演する黒井氏

 第2部は、写真家の黒井卓也氏による講演「小説「月山」への想い」が行われました。黒井氏は鶴岡市(旧朝日村)の職員として働く傍ら、写真家としても活躍し、森敦とは資料提供や実地見聞などを通じて親交を深めた写真家です。

 森敦は、実在する人物を小説の中にも登場させていますが、小説「月山」に登場する「じさま」たちも実在する人物です。黒井氏は、写真をみせつつ、3人の「じさま」の人物像などを紹介しました。また、同小説に登場する梵字川や冬の注連寺なども写真で紹介しました。

 

アクティブ・ラーニング

説明を行う学生 別会場となる1102教室では、午後2時5分、午後3時15分、午後4時5分の3回に分けてアクティブラーニングが実施されました。ここでは、同研究会に所属する学生がパネル展示などを行い、参加者に対して日頃の研究成果について報告を行いました。

 

研究成果報告会・閉会のあいさつ

代表研究者の井上准教授 午後3時15分から120周年記念1号館1105教室で、研究代表者である井上明芳文学部准教授の研究成果報告会が行われました。同研究は、日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究Cに採択された研究課題「森家所蔵森敦自筆資料による基礎的研究」(課題番号:25370228)に基いたものです。

 
 

新木氏から森氏に送られたステンドグラス 閉会のあいさつでは、本学卒業生の新木悠吾氏(平26卒・122期文)が制作した縦ステンドグラスが森富子氏に贈られました。このステンドグラスには、注連寺にある「月山」文学碑に書かれている森敦の言葉が使われています。

 
 

文学部講演会

国井雅比古氏による文学部講演会「朗読の魅力~森敦文学を味わう~」 午後5時から、1105教室で文学部主催の文化講演会「朗読の魅力~森敦文学を味わう~」が開催されました。

 朗読はNHKエグゼクティブアナウンサーの国井雅比古氏。先の講演会第2部では、視覚による森敦の世界に触れましたが、ここでは聴覚から湧き立つ世界に誘われました。
 国井氏の朗読そして講演により、新たな森敦の作品を体感出来ました。

 

 本講演会で、5時間に及んだ森敦研究をテーマとした本日のイベントは全て終了しました。
 今回の講演会、研究成果報告会、そして文学部講演会が森敦研究を新たなパラダイムへと導くことでしょう。

 

 

イベント(学外者開放型)