ミュージアムトーク

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ミュージアムトーク 常設展示で玉を説明する加藤里美学芸員 本日午後2時から、渋谷キャンパス学術メディアセンター地下1階の本学博物館で、ミュージアムトークが行われました。

 本日の内容は、加藤里美学芸員による「玉作とまつり」。
 古墳時代には出雲地域の玉作が隆盛を極めて、その遺跡は玉作の原材料である碧玉の生産地である花仙山を中心に500を越えるほどでした。しかし、平成22年(2010)の本学の調査で、そこから40km程離れた美保地区でも碧玉が発見されており、その資料を基に玉作とまつりを考える内容となっていました。

 

ミュージアムトーク 美保神社境内遺跡について説明する加藤里美学芸員 本学が調査した美保神社境内遺跡は、500片程の碧玉資料から、原型の碧玉の塊になる接合資料が17点と非常に接合率が高く、また諸所の状況から遺跡内で玉作が行われたことが伺えました。
 またまつりに使用した土器類が共伴しており、これらのことから道具の廃棄場所と製作に関わる祭祀行為が想定。これは美保地区特有のもので、新しい当時の祭祀の姿が浮かび上がる貴重な遺跡として紹介されました。

 10名程の参加者は、ミュージアムトーク終了後も加藤学芸員に質問するなど、発表内容に高い興味を示していました。準備していた配付用の美保神社境内遺跡の抜き刷り資料も、全てなくなっていました。

イベント(学外者開放型)