第40回 日本文化を知る講座

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挨拶に立つ下村渋谷区生涯学習振興課長 本学研究開発推進機構が主催する「日本文化を知る講座」が、本日午後1時30分から渋谷キャンパス学術メディアセンター常磐松ホールで開催され、約170人が聴講しました。今年度第1回目となる本日は「神社の年中行事と地域社会」と題し、本学研究開発推進機構の鈴木聡子助教が講演しました。

 はじめに、主催者を代表して本学研究開発推進機構長の井上順孝神道文化学部教授が挨拶。続いて、同事業を共催する渋谷区教育委員会を代表して、渋谷区教育委員会事務局生涯学習・スポーツ振興部生涯学習振興課長の下村孝子氏が挨拶しました。

 

講演する鈴木助教 講演会では、全国の神社で行われている神事について、農作業を始める時期に多く行われていることや、その中には、古くは朝廷や国衙が関与する公共性の高い祭祀も多く含まれていることが説明されました。

 その後は、端午の節句を中心に講演しました。古代中国では「悪月」と称して凶事が多い月と考えられていた5月。悪疫や邪気を祓うために行われた行事が日本に伝来し「端午の節句」となりました。鈴木助教は、日本に渡ってきた後にどのように変化していったのか、食文化とどのように関わっていったのかなどを解説しました。

 また、本学学生を対象に実施したアンケート結果から、現代社会では「端午の節句」の文化が失われつつあると分析。その上で、千葉県市川市の小学校で行われている「菖蒲葺き」の体験学習を例に挙げ、地域社会に根付いていた伝統文化を継承する上で神社の果たす役割は高いとしめくくりました。

イベント(学外者開放型)