『雄勝~法印神楽の復興』上映とボランティア活動報告~まつりとコミュニティを考えるつどい~

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  本日午後5時30分から、120周年記念1号館1101教室で神道文化学部と同学部の学生らによる「まつりとコミュニティを考えるつどい」実行委員会主催の『雄勝~法印神楽の復興』上映とボランティア活動報告~まつりとコミュニティを考えるつどい~が行なわれました。

  3年前の東日本大震災の発生以来、神道文化学部や同学部の学生は、私大ネット36でスタディーツアーを実施している宮城県南三陸町を始め、東北3県(岩手・宮城・福島)で地元の神社での支援活動などを行ってきました。今日のつどいでは、過去2回行ってきた「震災支援体験報告会」とは異なり、学生有志らが提案し、第1部ではドキュメンタリー映画『雄勝~法印神楽の復興』(手塚眞監督、60分)を上映。その後、今年度の活動報告などが行われました。

 始めに上映されたドキュメンタリー映画『雄勝~法印神楽の復興』で取り上げられている雄勝法印神楽は、宮城県石巻市雄勝町に伝わる国指定重要無形民俗文化財である民俗芸能です。東日本大震災による津波では、神楽面や装束が流失。映画では神楽を復活にかける土地の人々の願いや支援、神楽、祭りを通じた地域コミュニティ再生への挑戦をきめ細やかに追っていました。

 休憩を挟んで第2部では、活動報告が行われ、「まつりとコミュニティを考えるつどい」実行委員会代表の真弓明久君(神文2)が震災発生から3年を迎えた「今月の宮城県の様子」を地元紙で取り上げられていた震災ボランティアに関する記事などを使い、震災復興支援の現状と課題を説明しました。そのなかで自ら現地で取材した雄勝法印神楽を伝える葉山神社宮司の千葉秀司氏(院友)からのビデオメッセージも紹介されました。千葉氏は復興に向けてがんばる現地を訪れてほしいと語りかけたほか、神道を学ぶ後輩たちに向けて「地域の人と祭りを守ること、継続の大切さを伝えていってほしい」とエールを送っていました。

 このほか、報告会を欠席した2人の学生からの活動報告が読み上げられた後、黒崎浩行神道文化学部准教授から、今年度の活動のまとめと、次年度の活動紹介が行われ、引き続き積極的な復興支援活動への参加が呼びかけられました。

 東日本大震災から3年の月日が経ち、復興がなかなか進んでいない被災地や、支援を継続している人たちからは「風化」という大きな課題が挙げられていました。神道文化学部や有志の学生・教職員たちは引き続き神社界などとともに継続して支援を続けていく予定です。「自分ができることを考えることが大切」と報告の中で述べられていましたが、3年を経た「今」からできることもたくさんあると気づかされる報告会となりました。

イベント(学外者開放型)