小学生対象狂言鑑賞会

記事のみ印刷 全画面印刷

 たまプラーザキャンパスでは、昨年に引き続き、11時から近隣の小学校3校(新石川108人・美しが丘東93人・山内135人)の6年生(合計336人)を招待して、小学生対象の狂言鑑賞会を開催しました。

若松氏の講演 山本東次郎氏一門の若松隆氏から、狂言には普通の芝居にあるような舞台装置や幕、暗転や音楽がなく、今回上演する「柿山伏」の舞台上にあるのは葛桶(かずらおけ)1つ。せりふとしぐさだけで物語を表現するのが狂言であると説明。「言葉」を「動き」をよく見ながら鑑賞してほしいと挨拶しました。

柿山伏 番組は実際に使用している教科書にも登場する「柿山伏(かきやまぶし)」。主役のシテ(山伏)を山本則重氏、相手役のアド(柿主)を山本則俊氏が演じました。現在、小学校では、伝統芸能が学ばれており、3小学校が使用している小学校六年国語教科書(光村図書出版発行)には山本東次郎家台本による「柿山伏」が掲載されています。
 15分ほどの番組で、カラスの鳴き声など、興味深く聞いていました。

型の実演 上演後は、若松氏と遠藤博義氏による狂言の型の説明があり、「何を伝えたいか」「どのように伝えたいか」がポイントになっていると解説がありました。
 また、昨年、旭日双光章を受章された山本則俊氏による解説があり、「ちょっと秀でているからと言って威張り散らす人など、こんな人いませんかという人の愚かさを笑いで表現しているのが狂言であると説明されました。

山本則俊氏への質問 則俊氏への質問コーナーでは「せりふはどう覚えますか」「観阿弥・世阿弥をどう思いますか」など次々と質問が出てきました。
 後ろで羽織袴で小道具の出し入れや装束の脱ぎ着を手伝う人は「後見(こうけん)」と呼ばれ、雑用係と思われがちですが、演者が倒れたりして、続行が不可能となった場合は代役を演じる大変な役目。役のセリフやしぐさはすべて入っていなければならず、力がないと務まらない役目であるとの説明がありました。

 「松の大きさが違うのはどうしてですか?」という質問の答えはfacebookで。

みんなで蝸牛を実演 最後に、泣くしぐさ、笑うしぐさ、「びょうびょう」と鳴くしぐさ、そして、「蝸牛」からお囃子の部分を全員で実演しました。今も謳われる「でんでんむしむし」のリズムに合わせて手拍子をして会は終了しました。

イベント(学外者開放型)