折口信夫年祭と墓参の旅―石川県羽咋市を訪ねて―(2日目)

記事のみ印刷 全画面印刷

 明日9月3日は、本学元教授で民俗学者の折口信夫先生の60回目の祥月命日です。オープンカレッジ「折口信夫・釈超空研究11 折口学とアジア文化研究ー折口信夫没後60周年記念―」の関連企画として、小川直之文学部教授の引率のもと、オープンカレッジ受講生が折口信夫・春洋父子の墓がある石川県羽咋市を2泊3日をかけて訪ねています。

 一行は、昨日午後羽咋市に到着し、気多大社や折口信夫の養子・春洋の生家「藤井家」などをめぐりました。今日は、朝から強い雨が降る中、七尾市内などを観光し、羽咋市内のコスモアイル羽咋へ。ここでは、小川教授が講師を務める「折口信夫没後60年記念講演会市民講座」(羽咋市・羽咋市教育委員会・折口父子記念会主催)を受講しました。

折口信夫没後60年記念講演会

 市民講座は、「折口信夫の常世論」と題して行われ、羽咋市民の方々も多く来場し、会場はいっぱいになっていました。小川教授は、万葉集に詠われた「常世」を解説したうえで、折口信夫が記した2本の論文の一部から、折口自身が考えた「常世」の概念が変化していることを紹介しました。最後に小川教授は、「常世」について考えることは、「今を生きる人間に価値観や世界観を持っているかを問いかけている」と語っていました。

折口信夫60年祭前夜祭

 午後6時から、羽咋市寺家町にある折口信夫の養子・春洋の生家・藤井家で折口信夫60年祭前夜祭が行われ、関係者が参列しました。斎主は、折口信夫の教えを受けた岡野弘彦本学名誉教授が務めました。祭典を前にあいさつに立った岡野名誉教授は、60年の節目を迎えた今の思いなどを語りました。

 祭典は1時間ほどで滞りなく終了しました。

 

 明日は、午前10時から年祭が斎行されます。その後折口信夫自身が建てた折口信夫・春洋父子の墓を参拝する予定です。

 午後1時からは、折口信夫没後60年記念講演会記念講演が、コスモアイル羽咋で行われます。講師は、岡野名誉教授です。お近くにお住まいの方は、ぜひご来場ください。

 羽咋市歴史民俗資料館では、9月16日(月・祝)まで「羽咋に眠るまれびと折口信夫」と題した記念展を開催中です。


 また、本学博物館でも企画展「没後60年記念展折口信夫・釋迢空―情念の伝達」が開催されます。(会期:9月22日(日)~10月27日(日) 入場無料)
 こちらにも是非ご来場ください。

イベント(学外者開放型)