学術講演会「後鳥羽院の世界」

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挨拶をする赤井学長 本日午後2時から、渋谷キャンパス学術メディアセンター常磐松ホールで、本学創立130周年記念事業の学術講演会「後鳥羽院の世界」が行われました。冒頭、赤井益久学長は、「國學院が継承した学問の方向を示す講演としてほしい」と挨拶しました。

浅田氏の講演 最初に、浅田徹お茶の水女子大学大学院教授が「後鳥羽院と新古今和歌集」の題で講演。浅田氏は、勅撰和歌集の内の一つである新古今和歌集に編まれた37種の後鳥羽院の和歌を紹介しながら、それらの多くが神社への奉納や斜塔での歌合せなど神社に関係して作られたことや神々について読んだ歌がいくつも集められていることなどを解説しました。その上で、新古今和歌集の編纂を命じた後鳥羽院の和歌や神々に対する思いが、時代が移ろい、翻弄される中で変化していると講演しました。

 続いて、本学名誉教授で歌人の岡野弘彦氏が「後鳥羽院の和歌」と題して講演を行いました。講演では、岡野氏と50年にわたり親交があり、昨年亡くなった本学元助教授で作家の丸谷才一氏や、岡野氏が師事した折口信夫本学元教授との思い出などを織り交ぜながら、新古今和歌集にある後鳥羽院の和歌を一首一首詠い解説を加えていました。

 講演の中では、戦後の日本では文語が使われなくなり心と言葉が離れてしまったとし、文語で書かれる日本語の美しさについて強調されていました。

イベント(学外者開放型)