特別講義「骨寺村荘園の農地整備」

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特別講義「骨寺村荘園の農地整備」 本日渋谷キャンパス2時限目(午前10時30分~午後0時)の授業「史学入門2」、吉田敏弘文学部教授の「地域文化と景観(歴史地理学)の資料と解釈」で、岩手県の「骨寺村荘園の農地整備」に関する特別講義が行われました。

 吉田教授の文学部史学科地域文化景観コースの歴史地理研究室では、平成6年から「骨寺村荘園遺跡」(岩手県一関市)の調査を継続しており、その経緯で今回の特別講義となりました。
 講義は、岩手県沿岸広域振興局農林部大船渡農林振興センター農村整備室農地復旧課海岸堤防復旧チームの佐藤公俊氏が担当。世界遺産である平泉の拡張登録を目指す資産の一つとして、「骨寺村荘園遺跡」の整備を担当しており、講義テーマはそこに言及されました。

 岩手県一関市厳美町本寺地区は、その昔「骨寺村」と呼ばれており、重要文化財である「陸奥国骨寺絵図」にほぼ近い形で、現在も中世の荘園の面影をとどめている珍しい地区です。この「骨寺村荘園遺跡」は奥州藤原氏ゆかりの荘園遺跡であるとともに、これまで見慣れてきた美しい農村の風景が各地で失われつつある現在、伝統的な農村の景観が維持されているかけがえのない貴重な遺産なのです。
 世界遺産の拡張登録も視野に入れた農地整備を実施するにあたり、その内容や課題について、45分程の講義となりました。
 史跡運用・保存に関わる生の講義は、学生たちに如何に響いたでしょうか。

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