石井学芸員によるギャラリートーク@岡本太郎記念館

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岡本太郎記念館_外観 本日午後2時から、本学渋谷キャンパスから徒歩10分程に所在する「岡本太郎記念館」で、石井匠國學院大學博物館学芸員によるギャラリートークが催されました。
 このギャラリートークは、3月2日から7月3日(日)まで岡本太郎記念館で開催されている企画展「生きる尊厳―岡本太郎の縄文」に伴うものです。本企画展には本学博物館が協力しており、その協力者として石井学芸員がギャラリートークを担当し、20名を超える参加者に展示の解説をしました。

生きる尊厳ー岡本太郎の縄文_石井匠学芸員によるギャラリートーク なお石井学芸員は考古学の縄文時代を専門にしながら、岡本太郎記念館の開館時から当館と関わっており、現在京王井の頭線渋谷駅改札側に展示されている岡本太郎の壁画「明日の神話」の展示も担当されました。

 ギャラリートークでは、岡本太郎記念館の成り立ちからはじまり、岡本太郎と縄文土器との出会いを案内。40歳の岡本太郎は、昭和26年11月に東京国立博物館で偶然縄文土器を目にし、衝撃を受けます。わずか3カ月ほどで執筆した論文「縄文土器論:4次元との対話」には、太郎の熱い想いが綴られているそうです。

生きる尊厳ー岡本太郎の縄文_石井匠学芸員によるギャラリートーク また岡本太郎による再発見があってこそ、縄文土器が日本美術史の始原の位置を得ることになります。それまで日本美術史関係の本は、弥生土器や埴輪等から記述されていましたが、これ以降縄文土器が最初の頁を飾るようになりました。

 縄文土器との出会いから、岡本太郎の日本の原型とも言える縄文世界探求の旅がはじまり、沖縄での聖地「御嶽(ウタキ)」の出会いへと導かれます。

生きる尊厳ー岡本太郎の縄文_展示の縄文土器と岡本太郎作品 門も社殿もない、この自然態の聖域に接し、ここで太郎は縄文土器同様、日本の根源に眠る「生きる尊厳」を現代に取り戻し、太郎の芸術に反映されるようになりました。

 今回の企画展示エリアを巡り、本学所蔵の縄文土器・弥生土器や沖縄祭祀のスライドなどを見ながら、岡本太郎の芸術の変換に触れる企画展示です。
 当館は表参道駅から徒歩5分。日本を代表する芸術家岡本太郎に接しながら、新しい視点で縄文土器・弥生土器を見ては如何でしょうか。

生きる尊厳ー岡本太郎の縄文_展示の縄文土器と弥生土器 なお、石井学芸員によるギャラリートークは、4月14日(木)、5月13日(金)、6月17日(金)にも開催されます。それぞれ開始は午後2時からで、予約は不要です。
 また5月7日(土)午後7時からは、石井学芸員による特別講座も開催されます。こちらは予約が必要になります。申込詳細は当館ホームページから。

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