「国宝大神社展」ブロガー内覧会

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 4月9日(火)から東京国立博物館平成館で開催中の「国宝大神社展」。本日午後6時から行われたブロガー内覧会に参加しました。
 ※会場内の画像は主催者の許可を得て撮影したものです。

ギャラリートーク

井上洋一氏によるギャラリートーク 午後6時15分からは、第1会場で考古学研究員井上洋一氏によるギャラリートーク「神道のルーツ!考古を探る」が行われました。井上氏は、本学でも非常勤講師として、大学院での授業を持っています。
 文字のない時代の信仰や祈りが現れているのが考古品。万物に精霊が宿ると考え、山や岩、海や木々にも神を見出し、自然を畏れ敬ってきた姿を展示品を紹介しながら説明しました。

丸山士郎氏によるギャラリートーク 引き続き、第2会場奥へと歩を進め、午後6時45分からは彫刻史研究員の丸山士郎氏によるギャラリートーク「神は人に見たてられた!?」が行われました。神像は仏像に比べると素朴ですが、性別や年齢の違いがわかるほど人間と同じ部分と、人間らしくない神々しさをあわせもって表現していると語りました。

 ギャラリートークの内容を織り交ぜながら、全6章をご紹介します。

展示紹介

第1章:古神宝

第1章:古神宝 衣装に織り込まれた文様や、螺鈿蒔絵の秀逸なデザインも見どころです。

第2章:祀りのはじまり

第2章:祀りのはじまり 考古資料や『古事記』『日本書記』などの文献資料を展示。山ノ神遺跡出土品のお酒作りのセット、三輪山山麓の祭祀遺跡から出土した子持勾玉などから山の神を、沖ノ島祭祀遺跡から海の神に迫っています。
 金銅製心葉形杏葉(こんどうせいしんようけいぎょうよう)では、全体が心葉=ハート形をモチーフにした中に唐草文様のようにある鳥人文様も探してみてください。
 國學院大學博物館も「山ノ神遺跡復元模型」がございます。また、本学博物館に展示中の子持勾玉のレプリカのもとが東博で展示中のこの勾玉ですので、ぜひご覧ください。

第3章:神社の風景

第3章:神社の風景 参詣曼荼羅や、神社の縁起を描いた絵巻などが展示されています。神道美術における絵画表現、往時の実際の風景や思想なども読み解くことができます。

第4章:祭りのにぎわい

第4章:祭りのにぎわい 祭礼のにぎわいを描いた祭礼図屏風や、神前での舞楽や能に用いられた装束などが展示されています。

第5章:伝世の名品

第5章:伝世の名品 今回の展示で一番人気の「七支刀(しちしとう)」のあるコーナーです。「立ってない」と思った方は、2枝目の付け根部分をご覧ください。何と書かれているか、じっくり読んでみてください。

 ※「七支刀」は5月6日までの展示予定でしたが、所蔵元(奈良・石上神宮)をご厚意により、展示期間が延長され、5月12日(日)までとなりました。

第6章:神々の姿

第6章:神々の姿 神像大集合のコーナーです。時代による大きさや様式の変化も感じ取れ、肌のはりやたるみなども人間同様に表現されています。

空(うろ)も神像の証 裏をみると「空(うろ)」のある神像もあります。こちらは、もともと神が宿っていると信じられていた木を材料に神像を彫り上げたものと考えられています。万物に神が宿ると捉えていたことがわかる部分です。

オリジナルグッズ販売

オリジナルグッズ販売 大神社展オリジナルグッズも本日のために販売時間を延長。公式図録(2,300円)のほか、遊び心あふれる品々もあります。鑑賞後の余韻とともにお買い求めください。

 同展は、5月6日までと、5月8日からでは展示品の入れ替えがございます(5月7日[火]は休館)。
 教科書で見たあの品々が発する本物のパワーをぜひ体感してください。
 また、國學院大學博物館にも神道資料や考古資料もございますので、見比べてみてはいかがでしょうか。

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