2018年12月15日(土)の記事一覧

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特集展示「那智参詣曼荼羅巻子本の仕立てを探る」ミュージアムトーク

 國學院大學博物館では、特集展示「那智参詣曼荼羅巻子本の仕立てを探る―東京文化財研究所による光科学的調査の成果報告―」が来年1月14日まで行われています。本展示は、東京文化財研究所が行った最新の光学的調査によって明らかになった本学図書館所蔵の「那智参詣曼荼羅巻子本」の「掛幅」から「巻子本」への調整過程を公開するものです。

 本日行われたミュージアムトークでは、同研究所の早川泰弘氏、城野誠治氏が蛍光X線分析法など光化学的調査の概要とともに、調査の結果浮かび上がってきた資料の制作や調整の過程についてその一端を紹介しました。

ミュージアムトーク『古代の大嘗祭・大嘗宮の実態と原形』

多くの方が聴講したミュージアムトーク 本日午後2時から國學院大學博物館で、ミュージアムトーク『古代の大嘗祭・大嘗宮の実態と原形』が行われ、会場には100人を超えるギャラリーが集まりました。

 登壇した、同博物館館長の笹生教授(神道文化学部)は、祭祀考古学の視点から、大嘗祭の祭りの形と、それがいつから始まったのかについて解説しました。

 大嘗祭は、古くは貞観年間の史料に登場しますが、平城宮からも大嘗宮の遺構が発見されていて、最も古い跡としては715年から730年頃と推定されているそうです。しかし、更に時代を遡ると4世紀頃の古墳からも大嘗祭の特徴を持つものも出土しています。さらに、奈良県の纏向遺跡の祭祀土坑などを見ると、3世紀ころまではルーツを遡ることができるのではないかと笹生教授。このように大和王権の成立と強い関係がある大嘗祭について、考古学的に迫る貴重な時間となりました。

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